サーバ構築を基礎から学びなおす-Active Directory①

前回の続き

 

Active Directory

・概要

 Microsoftにより実装されたディレクトリサービスで、LDAPの一種

 WindowsではPCはワークグループかActive Directoryドメインに属する

 主に個人PCではワークグループ(PC個別にユーザ作成が必要)

 会社などの組織ではActive Directory(PCによらずユーザ認証が可能)

 

ディレクトリサービス

 クライアントの一括管理や、グループポリシーの適用

 ドメインコントローラ同士のマルチマスタ複製やユーザからの検索認証を行う

 

・ADで用いるオブジェクト

 ユーザ/コンピュータ/グループ/OU(Organization Unit)

 

・流れ

 クライアント側でドメインを指定してPCにログイン

 ①ドメインが指すDCに対し、認証情報を確認

 ②DCにて認証が成功すれば、PCへのログインが可能になる

 

・色々

DCには読み書き可能なもの、読み取り専用のものがある

DC同士の情報同期は瞬時のものと、時間差があるものとがあり、距離によって決定する

 サイトと呼ばれる地理的に近いDC同士は瞬時に、サイト同士は時間差をもって同期

ADの機能を利用する際はDNSが必須となるので、DCはDNSを兼ねる

 

・グループポリシー

あらゆる決まり事、PC単位やユーザ単位で作成できる

PCに個々にセットアップも可能(ローカルセキュリティポリシー)だが、グループポリシーにより上書きされる

 

以上