詳解 システムパフォーマンスを読む⑨
前回の続き
P.28あたりから
使用率
CPUやディスクなどのデバイスがどれくらい使われていたかを示す
時間ベースの使用率の定義
U=B/T:サーバ/リソースがビジー状態だった時間の平均的な割合
U:使用率、T:観察を行った時間、B:Tの期間中のビジー時間合計
※ディスクモニタリングツールのiostat(1)の%bの値
単純に使用率100%だったとしても、並列実行が可能なコンポーネントの場合はパフォーマンスは下がらない
能力ベースの使用率の定義
キャパシティプランニングにて利用する値
能力としての使用率100%は、それ以上処理が行えない状況を指す
非アイドル時間
%bのことを、Non-Idle Time(非アイドル時間)と定義した人がいる
こちらのほうが意味として分かりやすい
飽和
処理できるよりもリソースに対する要求がどれくらい多いか、を飽和と呼ぶ
使用率100%になって、キューイングが始まった時に飽和が始まる
プロファイリング
一定のインターバルでシステムの状態をサンプリングし、それらのサンプルの集合を研究すること
以上